薬草です。
いろいろなケマンと付く花やエンゴサクの元締め? もともとは中国で暮らすエンゴサク、薬草を連れて来たのがモトのようです。
そのモトの「エンゴサク」を見たくて・・なので薬草園です。
「エンゴサク」。 漢字では「延胡索」です。
ケシ科、キケマン属の多年草です。
中国の東部~朝鮮半島にかけてで暮らしています。
江戸時代のの享保年間というので1717年から35年にかけて・・
江戸中期、あの暴れん坊将軍の時、「享保の改革」って習いましたけど・・そのころに薬草として連れて来られたようです。
昨日のジロボウエンゴサクに続いてですけど、地下茎が肥大して塊茎となり、この塊茎には毒でもありますがコリダリンとかプロトピンなどのアルカロイド系の成分があり、生薬として
「安中散」などに処方されて、鎮痛・胃液の抑制などに使われるそうです。
葉っぱは2回3出複葉で、小葉は3~7つに裂けて長い楕円の全縁です。
花はお馴染みの長い筒状で、先が唇形です。そして筒先の距には蜜があります。
花びらは4つで外側に2つ、内側に2つあります。この外側の上のが大きくて、その基部が袋状になって距になります。
内側の花びらは合わさっていて中に雄しべ、雌しべがあります。
雄しべは6つ、雌しべ1つ。
出来る果実は蒴果です。種子にはエライオソームがついていてアリが運びます。
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