スプリングエフェメラルの季節です。
今年は去年よりももっと早く、大御所の「カタクリ」が咲きだし、先週の11日には今年の最初の挨拶を済ませています。
それよりこっちの紹介が先です。
先週のヒロハアマナに次いで、葉の広くないものです。
「アマナ」です。 漢字では「甘菜」です。
ユリ科、アマナ属の多年草です。
別名が「ムギクワイ」・・。
生まれ故郷は東アジア、日本では本州東北~奄美大島あたりまでだそうです。そして朝鮮半島や中国にもいます。
「菜」です。球根が甘くて食べれるのですが、一種の救荒植物だったのかも・・。
茎も花茎も細くて倒れやすく、毎年写真を撮ろうとしても寝転がったり、下を向いたり、多くがよそ見しているので、正面からなかなか撮れません・・・。
先週の「ヒロハアマナ」は葉っぱが幅広で中央に白いスジがくっきりですぐに分かります。
こちらは葉が細くスマートです。
図鑑では根生葉のように見える葉は球根から出ている細い茎からでているそうです。
葉は細いのですが、中央がくぼんで光の加減で筋があるようにも映っています。
そして葉の間から細い、頼りなげに花茎を出して花をひとつ付けます。
いい天気でないと開花してくれません。
そして、花びらの外面には紫色のスジが数本入ります。
花びらは6枚、雄しべも6つで葯は黄色です。
雌しべは1つ。雌しべの柱頭は3裂します。
出来る果実は蒴果です。