先日、ミスミソウを見ました(3月1日にブログにアップ)が、どうもこの花との違いがよく分からないのです。
それはスハマソウです。
「スハマソウ」。 漢字では「洲浜草」です。
キンポウゲ科、ミスミソウ属の多年草です。
ミスミソウの仲間で、葉先が丸いのが特徴とされています。
また、東北南部~四国あたりまでですが、別名がなぜか「ミスミソウ」の別名の「ユキワリソウ」として書かれているのもあります。それで余計に分からなくなります。
でも日本固有種です。変種ですけど・
で、葉には長い柄があって三角形、なにより常緑ですが、花の無い時には葉っぱにも目が行きません。
常緑なので、花はスプリングエフェメラルのような雰囲気ですが、スプリングエフェメラルとは言いません。
花色は太平洋側で暮らしているのは白花が多く、日本海側のは青紫系なとせもあり多彩だとか・・。
花びらの役目をしているのは萼片で6~10枚くらいあります。
そして花の下には萼のような総苞片が3つあります。
上の写真のは「ユキワリソウ」となっていました。
今年はなぜ「スハマ」なのかと調べてみました。
「洲浜」とは・・・
鎌倉時代に京都にあった京菓子店の「松寿軒」という店が作った菓子だそうです。それを後に「植村義次」という人が作成した菓子、豆飴の断面が家紋の「洲浜紋」に似ているので「洲浜」と呼ばれるようになったらしい。
本来の「洲浜」は地理の言葉で、入江や浜辺の形を表すものです。
そして、この葉が州浜に似ているので付いた名前だそうです。
この形をデザインとしたものは家紋の「洲浜紋」や宴席とか婚礼の飾り台を置く島台に使われるので、縁起の良いものとされているそうです。
関西や四国にはこの仲間で葉の両面に毛の多い「ケスハマソウ」というのもあるそうです。
植物園の山野草コーナーといってもコレしかなかったのですが・・
でも綺麗なので。
「アネモネ・ブランダ」です。
キンポウゲ科、イチリンソウ属の多年草です。
故郷は地中海沿岸の東岸あたり、ギリシャとかトルコの方でしょうか。
別名が「ハナアネモネ」というそうです。
花だけ見るとさっぱり分かりません。
葉っぱが違います。
3出複葉です。そして小葉がさらに細かく裂けています。
これも萼が花びらの役目になっていて綺麗です。
雄しべ、雌しべもたくさんありました。