春の気配が大分濃くなってきました。

 日も長くなったのを実感します。

 

 スイセンも年末から正月の花として役目を果たし、さらに寒さの本番にも咲いていました。

でも、本格的に咲くのはこれからなんですね。

 

 スイセンの7番目です。

 ご近所の花壇です。

 

 

 「ラッパズイセン」です。  漢字で「喇叭水仙」です。

 ヒガンバナ科、スイセン属の多年草です。

 

 

 故郷はヨーロッパの西部ですが、この水仙も世界で愛されて栽培されています。そして各地で野生化というか逃げ出して生き生きと暮らしているようです。

 

 

 権威ある英国王室園芸協会の分類、13区分では1番目の分類に属します。

 「花が単生し、副花冠が花被片より長い」ものです。

 

 

 横顔を見ないとダメです。でも横から見れば即、ガッテンです。こういう分りやすい定義はいい。

 でも肝心のなんで、こんなに副花冠が長くなったのか・・という最大の疑問はそのままです。

 

 

 象の鼻が長いのと関係あるかも・・・って思いましたが、黙っていました。

 葉っぱはスイセンらしい葉っぱです。3~4つくらいの偏平で細長く、先は尖りますが、優しい感じです。 そして苞がはっきりして、淡い褐色で薄い紙のようです。

 

 

 花びらは、外側に外花被片が3つ、内側に本来の花弁が内花被片で3つです。

 でも、副花冠が一番目立っています。この筒状の副花冠、先が波状になっていくつかに分かれたようになっていますが、これもきっと決まり事があるのかも知れません。

 この筒状のものに虫が止まりやすくなっているのでしょうか?

 

 

  雄しべは6つで雌しべを囲んでいます。その雌しべの花柱が伸びて、柱頭が突き出ています。

 外なので分かりませんけど、花に鼻を近づけてクンクンすると少しいい匂いがしました。

 

 

  草丈の低いのも作られている?のでしょうか。

 

 

 地上から10cmくらいしかありません。