鼻歌を歌っていたり、考え事などをしていて歩いていると、全く気が付かないままでしょう。

 まぁ、小さくて可愛い花ですから・・

 名前もユニーク。

 

 

 「ヒメウズ」です。  漢字では「姫烏頭」と書きます。

 ヒメは小さいのでいいけど、ウズは「トリカブト」です。

 

 

 キンボウゲ科、ヒメウズ属の多年草です。

 関東地方~西、九州くらいの里山、山道、林道脇で咲きます。

 日本以外では朝鮮半島や中国にもいるようです。

 

 

 葉っぱも面白い形です。

 根生葉は長い柄のある3出複葉です。小葉は2~③つに裂けてその先がさらに裂けます。 でも葉が丸ッぽいので優しい感じです。図鑑には「葉の上は無毛だが、下面は粉白で下部には軟毛がある」と書かれていました‥全然気が付かなかった。

 

 

 茎に付く葉は上にいくに従って柄が短くなるそうです。

 茎葉も全体に丸くて柔らかい感じです。

 

 

 花はなんかシキミの花を小さくしたような雰囲気です。でも一部ではオダマキ属とする見解もあるそうです。

 

 花びらに見える萼片は長楕円形で白っぽい萼です。

 

 

 花びらは黄色で萼片に隠れるくらいです。

 雄しべは数がいろいろ、9~15本くらいらしいです。

 雌しべも不定数で2~4本とか・・。

 でも、雄しべの中でも内側に付く雄しべは仮雄しべになっているようで長いのが特徴です。

 

 

 出来る果実は袋果です。