道端で元気で咲いているのもすっかり少なくなりました。

 そんな中で、原っぱや用水路の脇で咲いていたのがコレです。

 

 「イヌホウズキの仲間」です。  漢字では「犬酸漿」です。

 でも、外見からはよく分かりません・・。

 去年、一応品種ごとの違いも整理したのですが、すっかり忘れています。

 調べたことは覚えていますが・・・・それじゃ、ダメじゃん。

 

 

 ナス科、ナス属の1年草です。

 このナス属でよく見るのが、トゲが絶妙に痛い「お主も悪ヨのう・・」の「ワルナスビ」ですが、

 他に「オオイヌホウズキ」や「アメリカイヌホウズキ」があります。

 また、果実の黒光りが綺麗な「テリミノイヌホウズキ」と果実が上向きに付く「カンザシイヌホウズキ」があります。

 

 

 在来種でもある「イヌホウズキ」ですが、これも今ではあまり見かけなくなりました。多くはアメリカイヌホウズキやオオイヌホウズキに駆逐されてしまったようです。

 

 

 ホントいろいろ種類がありますが、区別する方法もイロイロ。

①花序の個数、②花の大きさ、③花柄の付方、④雌しべの花柱の長さ、⑤果実の光沢の具合、⑥果実の大きさ、⑦種子の数、⑧「球状顆粒の有無と個数」、などなど。

 

 

 光沢がある黒い果実をつけるのが「テリミノイヌホウズキ」や「カンザシイヌホウズキ」ですが、テリミノは果実が下に垂れさがります。 一方、カンザシは小果柄が上向きに出るのですぐに見分けられます。

 

 

 葉っぱの上に果実をつける「カンザシイヌホウズキ」でしょう。

 

 

 花は種類ごとに違うようですが、みんな個体差があるので、花で見分けるのは自分には出来ません。

 

 

 ナカ属の花・・こんな花ばっかり。

 

 

 そして、大切な見分け方法が果実の中にある「球状顆粒」です。

 この球状顆粒のアリ、無し、有ればその数量です。

 

 

 で、中を調べようとすると・・こうなります。

 液果なので、仕方ありません。 イライラしないこと・・。

 

 

 ちょっと時間を置いて・・

 でも肝心の「球状顆粒」がありません。

 なので「テリミノイヌホウズキ」だと分かりました。

 

 

 

 そして、イヌホウズキの花のター近くにあったのがコレです。

 

 

 頭の中は「イヌホウズキ」が占領していたのです。

 なので、このナス属の花を見たら・・「黄色い花のイヌホウズキだぁぁぁぁぁ!」

 突然変異か!。

 

 

 新種?

 うん? なんか変でしょ。

 見たことあるし・・・ 

 でも冬だし、原っぱだし・・

 

 

  なんで黄色い花なんかつけてるの。

 

 

  でも,もももももももしかして、君の名は「ミニトマト」

 

 

 なんで、年末近くに、花壇でも、家庭菜園でもない、ただの「原っぱ」に・・

 困った事情があったのかも・・

 

 

 いやぁ、笑いましたね。

 

 

 冬だし・・無事に果実をつけることが出来るのでしょうか?