海に近いところでよく見れます。まるでこれとペアで「トベラ」が植えられていたりします。

花は春が主ですが、時々秋に咲いたりもしています。

そして果実がたくさん成っていました。

 

 「シャリンバイ」です。  漢字では「車輪梅」です。

 別名は「タチシャリンバイ」とか「ハマモッコウ」など。

 

 

 都市の公園などで植栽されているのはそんなに大きいものは見ませんけど・・

潮風や大気汚染にも強く、防砂林としても有用、いい木なのだそうです。

 バラ科、シャリンバイ属の常緑低木です。

 暮らしているのは本州中部以西~四国や九州、沖縄です。台湾や中国南部にもいます。

 

 

 葉っぱが車輪のように見えるので付いた名前ですが、葉が輪生しているのではなく互生に付きます。

 この樹皮から採れる褐色の染料が、あの「大島紬」に使われるので有名です。

 

 

 シャリンバイもは細かくは何種類もあるそうで「ホソバシャリンバイ」、「ヒメシャリンバイ」、「マルバシャリンバイ」、「シマシャリンバイ」など、主に葉っぱに違いがあるようです。

 

 

 出来る果実はナシ状果です。

 熟してくると表面に白い粉が出ます。 これは美味しい証拠・・・

 と思ったら・・食用には不適だそうです。

 

 

 

 

 気になる果実をカットしてみました。

 

 

  種子はこんな感じです。