よくこんがらがってしまいます。カラスのなんとか、キツネのなんとか・・っていろいろあります。カラスだと「カラスウリ」、「カラスノエンドウ」、「カラスビシャク」、「カラスムキ」、
そしてコレです。
実は「キツネノマゴ」ってありますが、それを「キツネノゴマ」だと覚えていたこともありました。
これは「カラスノゴマ」です。 漢字では「烏の胡麻」です。
でも、カラスとゴマの関係が分かりません・・。
アオイ科、カラスノゴマ属の1年草です。
故郷は東北南部~九州です。 住んでいるのは、原っぱ、道端、林縁などですが、この果実の時期と花の時期が見せどころですが、殆ど気づかずに通り過ぎてしまいます。
草丈は30~60cmくらいですが、細くて他の植物に混じってしまい分かりません。
葉っぱは互生して付いて、卵形に近く、先が少し尖ります。葉の基部は円形~切形でまわりに鈍鋸歯があります。
花は葉腋に黄色い小さい花です。
萼片は5つ、線状披針形で先が尖り反り返ります。 花ぴらも5つ。
雄しべは不定数?5~15本と図鑑にはあります。でも雄しべの中で内側にある5つは仮雄しべだそうです。 詳しくは1、2、3本で5つのセットになっているようです。
出来る果実は蒴果です。 上の写真でも弾けそうなのがあります。
で、ウチに持って帰ってバラしてみました。
この果実、細長いので本物のゴマとは形が大分違います。
種子は確かに「ゴマ」のようです。
カラスのヘソの胡麻?・・