もう花はないし・・・・

 何か所かの森で見たものです。

 

 

 

 

 「シュウブンソウ」らしいのですが・・・

 初めてです。

 名前だけ聞いたことがありましたが・・この姿では余計に分かりません。

 「秋分草」と書きます。

 キク科、シオン属の多年草です。

 

 

 横に枝が広がって、なんかヤブタバコのような姿ですが・・

 葉腋から小枝みたいのが出て、そこに花は下向きに付きます。

 

 

 

 この果実だけ見ても・・さっぱり分かりません。

 

 後で「トモエソウ」だと教えてもらいました。

 オトギリソウ科、オトギリソウ属の多年草です。

 「巴草」と書きます。 花びらが5枚ありますが、捩れています。

 でもこの果実だけになったら・・さっぱり? です。

 

 

 オトギリソウの仲間ですが、すっきりと直立して立っています。

 出来る果実は蒴果です。

 

 

 

 林床でひときわ存在感を出しているのがコレです。

 初めの写真は1か月くらい前です。

 

  「ムサシアブミ」の果実です。 「武蔵鐙」です。

 サトイモ科、テンナンショウ属の多年草です。

 

 

 この仲間はユニークです。

 姿形も生き方も不思議だらけです。

 よく言われる性転換することや、雄花の時と雌花の時の虫の動き・・

 

 

 そして晩秋にこんなに鮮やかな色になります。 

 ちょっと毒々しい感じ・・。

 だいたい名前のムサシアブミなんていうのも「昔、武蔵の国で作られたアブミが品質が良かったことと、アブミは馬具ですが・・」

 

 

 

  地面に近くです。 草丈10~20cm、そうそう、草ではなくて樹でした。

 「フッキソウ」の果実がありました。 「富貴草」と書きます。

 ツゲ科、フッキソウ属の常緑亜低木です。 

 

 

 雌雄同株で異花です。

 春に咲いたのがやっと白い果実になりました。

 果実は液果です。なんかちょっとユーモラスな感じ。

 2つの小さな目のような、角のような感じです。雌花に出来た花柱の残りのようです。

 

 

 「エビヅル」だと思います。

 でも、これも正体不明で、お蔵入りしようとしていました。

 まぁ、間違っていたらお許しを・・。

 漢字では「蝦蔓」です。 また、「蘡薁」とも書きますが、さっぱりです。

書けないし、読めないし・・・

 

 

 ブドウ科、ブドウ属のツル性落葉木です。

 果実も出来ていて半分くらい落ちてしまった?、食べられた? 残りわずか・・です。

 でも葉っぱはまだしっかりしています。

  

 でも、ブドウでしょ。甘酸っぱい。

 調べたら、果汁に「エビヅル臭」という青臭い匂いがある・・と書かれていますが、感じませんでした。鈍感です・・。

 

 

 

 「ナギナタコウジュ」だと思います。 「薙刀香需」と書きます。

 シソ科、ナギナタコウジュ属の1年草です。

 花の付く様子が「薙刀」のようで、「香需」という生薬になるから付きました。

 

 

 花もずらりと並んで、片側に偏って咲きますし、果実もその通りです。

 

 

 出来る果実は萼に包まれた4分果です。

 

 

 

 「モミジガサ」です。

 まだ葉っぱもしっかり残っていました。

 花のような果実です。

 キク科、コウモリソウ属の多年草です。

 

 

 

 

 

 最後はコレ。

 「サンシュユ」です。  山茱萸と書きます。 茱萸みたいな果実です。

 

 

 ミズキ科、ミズキ属の落葉小高木です。

 でも故郷は中国の北部から朝鮮半島の北部あたりだそうです。

 日本には江戸時代に連れて来られたそうです。

 

 

 春先に葉の出る前に枝に黄色い小さい花をたくさんつけます。

 その結果です。

 でも花の多さに比べて、今回は果実は少ししか見えませんでした。

 

 食べごろが難しい。

 ちょっと赤くても渋いことが多いのです。 本当に熟して、鳥たちが食べ残したくらいが

食べごろのようです。

 ヨーグルトの木としても有名です。