道端です。また、石垣の隙間、その下で咲いてます。

 気づかないフリで通り過ぎたい・・暑いし・・

 そしたら、あとで撮っておけばよかった・・って後悔するよって声がしました。

 仕方ない、写真だけとっておこう・・。

 

 

 「ツタバウンラン」です。 漢字では「蔦葉海蘭」です。

 オオバコ科、ツタバウンラン属のツル性多年草です。

 なので、ツタとも、ウンランとも無関係でした。

 もともとの故郷は地中海沿岸のようです。大正時代に鑑賞用として連れて来られたようですが、各地で逃げ出して帰化し、いまでは北海道~本州で普通に見られるくらいになりました。

 

 

 でも、本当は最初は花より葉っぱに目が留まりました。

 この葉っぱの形もなかなかユニークですが、これが図鑑では「葉は掌状に浅く5~7裂」となります。

 別名があって「ツタカラクサ」とか「ウンランカズラ」と言うそうですが・・似たような名前です。

 

 この花って、トキワハゼ、ムラサキサギゴケに似ていると思いました。

 

 

 花には長い花柄が葉腋から出て、花は1つ付けます。

 淡青の花ですが、紫ががったスジがあり、また黄色い斑紋のようなデザインです。

 萼は5つに裂けて先が少し尖ります。

 花の形は唇形花のようで、上唇は2つに分かれてスジのような線があります。

 下唇は3つに分かれて元の所が盛り上がって黄色い模様が入ります。

 雄しべは4つ、雌しべは1つです。

 

 

 出来る果実は蒴果です。