梅雨の真っ盛りです。 メインのツユクサも咲き出しましたが・・、ウチの近くの道端にはコレが目立ちます。
名前で覚えた花です。
「ムラサキゴテン」です。 漢字では「紫御殿」です。
ツユクサ科、ムラサキツユクサ属の多年草です。
もともとの基本種はメキシコが故郷だそうです。
なんで御殿なのでしょうか?
今はムラサキツユクサ属に所属していますが、以前は「セトクレアセア属」にいたので、この属の名前が使われているようです。 このムラサキツユクサ属は植物学としてはトラディスカンチア属です。この名前はイギリスの園芸家の名前だそうです。
日本には1950年代にやって来たようです。
花の無い時もこの葉っぱがユニークなので名前は知らなくても、姿形は知られているようです。でも、近所の大きな花壇の中には入れてもらえていません。隅っこにはあります。
この葉っぱ、最近では薄赤紫色の斑入りの葉の「フイリムラサキゴテン」が出回っているようです。 長い楕円形ですが、全体に白く細かい毛が生えています。
やっぱり、観葉植物なのでしょう。多肉質っぽく、元は茎を抱きます。
花はムラサキツユクサらしい花です。
花びらは3つ、 雄しべは6つ、雌しべは1つです。
花序が2つの「葉状苞」に包まれています。
今年調べようとして出来なかったのが、花にあるヒゲ状のものです。 科捜研小屋で調べないと・・と思っていて出来ていません。
出来る果実は蒴果です。でも果実って見た覚えがありません。