最初に挨拶をしたのは近くの河川敷でした。

 でも河川敷で咲いているのは「雑草」扱いをされています。

 そして、花壇には同じ仲間ですが、花が多くて立派なものがありました。

 

 「ヤナギハナガサ」です。  漢字では「柳花笠」です。

 

 

 でもヤナギハナガサよりも「三尺バーベナ」の方がよく知られている名前のようです。

 クマツヅラ科、クマツヅラ属の多年草です。

 故郷は南アメリカのようです。

 

 

 園芸用として連れて来られていたのですが、例にもれずに逸出して広く野生化しているそうです。日本全国で暮らしています。

 

 

 写真のように、茎は四角です。そしてザラザラです。茎は中空です。

 株立して直立しています。

 ザラザラの正体は「剛毛」です。トゲではないので痛くはないけど、見た目以上に、四角いし、強情な感じです。

 三尺バーベナって不思議な名前ですけど、三尺は90cmです。草丈がそれくらいだからでしょうか?・・でも実際は1m以上ありますが・・。バーベナは学名からです。

 

 

 葉っぱは細長い葉が数枚ある程度でなんか物足らなく感じます。葉の表面はシワシワで縁に粗鋸歯があります。

 基部は茎を抱きます。

 

 花は青紫色です。筒状の花でその先が5つに裂けています。

 小さい花がたくさんあります。萼は5つ、雄しべは4つですが、2つのものもあるとか・・

 花の構造、構成についてはまだよく見ていません・・。

 

 出来る果実は小堅果です。

 

 

 そして、いつもの河川敷です。

 夏の花に様変わりしています。

 

 

 これは「アレチハナガサ」といいます。 漢字では「荒地花笠」です。

 同科、同属の花です。

 

 

  ハナガサとしては淋しい感じです。

 1957年に帰化が確認されたそうです。東北南部から九州で帰化しています。

 茎も四角でザラザラですが、2m近くにもなります。

 直立して茎に付く葉は広線形ですが柄はなく対生して付きます。また、葉の上半分にだけ鋸歯があります。

 茎の上に付く葉は茎を抱かないのですが、茎を抱くものもあります。「ダキバアレチハナガサ」というそうです。

 

 実はたにも「シュッコンバーベナ」とか「ハマクマツヅラ」というのもあって本当は奥が深いかも・・。

 

 結構長い間、咲いています・・河川敷では晩秋まで咲いているのがあります。