花探しでいろんな不思議なものに出会います。本当は不思議ではなくて、ちゃんと名前があったり、なぜこうなっているのかが分かっていることだと思いますが・・・

 でも分からないといって楽しんでもいます。

 そのなモノを2つ。 答えの分からないもの1つ、答えのわかるもの1つです。

 

 「ソシンロウバイ」です。 「素心蝋梅」です。

 いつも普通に見ているのがコレですね。

 

 

 もう花の時期は終わりですけど、ソシンロウバイが十数本あるなかで、1/3くらいの花にこんな「花」がありました。

 

 

 ??・・・です。

 調べてもガッテン!出来る答えが見つかっていません。

 

 

 

 ネットでは、

 ①花が盛りを過ぎるとできやすい。

 ②樹勢が衰えて来た木の花にできやすい。

 ③花びらの維管束に沿って出ている。

 ④ウィルスや菌ではない。

  などが書かれていることがあります。

  でも全然納得出来ません。

 

 

 もしかしたら、萼片由来のものに出来るものか、または花弁に出来るものかも ?

 でも、全然スジが出来ない花もたくさんあるので違うなぁ。

 で、わかりません。

 

 

 次はコレです。

 「イボタロウムシ」の 白蝋物質です。

 

 

 たまに見つけることがありますが、見て見ぬふりしてました。

 カイガラムシの仲間のイボタロウムシが出したロウ物質です。

 

 

 そもそもイボタロウムシはメスが越冬して背中に楕円形みたいな膨らみが出来て、これが成熟すると紫褐色の球形の「貝殻」のようなものを作ります。そして、5月頃にこの貝殻に数千個もの卵を産みます。6~7月に孵化するそうです。

 

 

その幼虫がオスが枝に分泌したこのロウ物質の中でサナギとなって9月頃に羽化してこの白ロウの中から出て外にでるそうです。

 

 

 でも、このロウ物質がなかなかの優れもののようで、建具の滑りをよくする油にしてやいろいろな工業用として使われたそうです。

 

 

 ちょっと前までは、福島の会津では名産品として「会津蝋」でたくさん栽培、生産されたそうです。