2年ぶりです。 一昨年逢った時は挨拶だけでしたけど・・自分は覚えていました。相手はお前なんて知らん・・って顔でしたけど・・。

 

 「シュウメイギクの果実」です。  漢字では「秋明菊」です。

 

 

 キンポウゲ科、イチリンソウ属の多年草です。

 生まれ故郷は、中国ですが、日本に連れて来られたのはいろいろの説もあるようです。

①かなり古い時代、②室町時代以前、③室町時代の頃、④江戸時代の貝原益軒の「大和本草」には秋牡丹として記載されています。いろいな書物に「秋明菊」「秋牡丹」「しめ菊」「紫衣菊」「加賀菊」「越前菊」「唐菊」「高麗菊」「秋芍薬」・・・そして有名なのが「貴船菊」です。

 

 

 もともと日本に連れて来られた時は花は赤紫色の八重咲のものだったそうです。

 

 台湾に自生する「タイワンシュウメイギク」との交配種が多く、たくさんの栽培品種も出回るようになったようです。

 

 

 花はキンポウゲ科なので、花びらは萼片が花びらの役目をはたしているものです。萼片は

5~6枚が多い(八重では20~30)ようです。

 増えるのは主には地下茎が伸びて増えていくのが普通で、群生しやすいようです。

 

 

 また、アネモネの仲間なので、毎度ながらプロトアネモニンという毒があります。茎などを折った時にでる乳液でもカブレることがあるそうです。

 

 で、まれにできる果実です。八重咲のは殆ど出来ませんが・・

 細かい胡麻よりも小さいくらいの種子です。それに綿毛のような白いフワフワ、まるで綿です。これで遠くに飛ばされるようにしています。