近くの花壇もさすがに花が少なくなっています。まだ、多いのは、コギク、イエギクとパンジーですが、その中で大注目です。
大きな団地にある花壇です。管理している方に言って、中に入らせてもらいパチリしました。
前から名前を聞いてお気に入り、花を見て納得のお気に入りです。
「シコンノボタン」です。 漢字では「紫紺野牡丹」です。 「シコン+ノボタン」でした。
ノボタン科、シコンノボタン(ティボラキナ)属の常緑低木です。
別名が「スパイダー・フラワー」です。
雄しべや雌しべの形から「スパイダー」になったのでしょうね。
生まれ故郷は、中南米、中央アメリカ~ブラジルあたりが中心のようです。
花の時期は日本では秋で、9~11月頃が多いと思います。今年の初冬はまだ気温的には
「晩秋」です。
でも、さすがに育った故郷は暖かい所なので、いくら品種改良しても、さすがに日本は寒いようで、常緑ではいられないようです。
その葉っぱは対生について、楕円形です。細かい毛が密生してビロード状の肌触りです。
主役の花は・・こんなお馴染みさんです。
花びらは5枚、雄しべは10本ありますが、よく見ると、長いのが5つ、短いのが5つあります。また、雌しべは1つです。
日本の沖縄や奄美大島にも暮らしている「ノボタン」は東南アジアが故郷ですが、雄しべの長いのが紫色、短いのが何故か黄色です。これも不思議です・・?
この花、実は一日花だそうで、なんかもったいない・・。
この容姿端麗ですから、園芸種もいろいろあるようで、鉢用の矮性種の「コート・ダジュール」(メキシコが故郷ですが、なんでフランスのコートダジュールなの?)や「リトル・エンジェル」とか・・どうでもいいですけど、名前が陳腐です(個人の意見ですよ)。
出来る果実は蒴果です。