この花、早春から春が(本来)の季節とされていますが、育て方の上手な方、花を大切にしている方・・らしきお家の玄関先で元気よく咲いていました。

 先週、ヒマラヤザクラやヒマラヤスギと逢ったので、これでヒマラヤ三兄弟です。

 

 

 「ヒマラヤ・ユキノシタ」です。 

 ユキノシタ科、ヒマラヤユキノシタ属の多年草です。

 もちろん、故郷はヒマラヤの山麓、その周辺で、アフガニスタン~中国、ヒマラヤ周辺です。

 別名が「ベルゲニア」、「ウィンター・ベコニア」、「オオイワグンバイ」、「サクラカガミ」など。

 

 

 地を這うように伸びる根茎からはっぱが伸びます。この葉が「グンバイ(軍配)」のようなカタチなので「オオイワグンバイ」などの名前になったようです。

 日本には明治時代に連れて来られたそうです。

 

 

 故郷には約10種ほどあるそうです。

 

 葉っぱが茎に螺旋状についてロゼットになります。葉は広楕円形~広倒卵形です。厚みのある葉でツヤがあります。

 

 

 花は先にも書きましが春です・・。12月になっても暖かいので咲いたようです。

 萼片、花びらは5つです。雄しべは10、雌しべは1つですが柱頭が2~3裂します。

 でもいろいろな資料では「種間雑種」が多く、細かい点ではいろいろ特徴があるようです。

 花びらも6つとか、雄しべが10~12本と書かれているのもあります。

 でも、ユキノシタ科は花びらが4~5つなので・・余計に分かりません・・・。

 

 

 そして、通常の「ユキノシタ」とは全然違うので、名前の由来もイマイチ分かっていません。

 ユキノシタを「雪の下」と書くものと「雪の舌」と書くのがあります。

 でも、多くの図鑑では、「寒い冬の雪の下でも常緑の葉っぱがあるから・・」だそうです。

 日本で人気の園芸品種には、花色ピンク、紅、白があって、葉っぱも緑から紅色の葉色があったり、紅葉するものが人気者だそうです。