冬の花の主役級のひとつは「サザンカ」「ツバキ」です。昔から多くの方に愛されて、品種の開発もすごい数ですけど、もともとは暖かい所の植物なので、こっちの方が先輩かも知れません・・。

 

 「タイワンサザンカ」です。タイワンサザンカは既に11月の中旬に咲いていました。

 

 

 タイワンと名のつくものもいろいろありますが、一番有名かも知れません。

 ツバキ科、ツバキ属の常緑小高木です。

 このサザンカは台湾の固有種です。

 

 

 葉っぱは互生してついて、楕円形~長楕円形です。革質でツヤがあり、縁には鋸歯があります。

 花は年明けの1月まで咲いてくれます。

 

 

 花びらは5枚~6枚でちゃんと平開します。雄しべは多数、多分他のサザンカと同様に250本以上あると思いますが・・花は小型です。日本のサザンカの半分くらいしかない感じです。

 出来る果実は蒴果です。そして種子からはちゃんと「油」が採れます。

 

 調べると日本に連れて来られたのは1967年(昭和42年)だそうで、まだ50年あまりです。

まだまだ新参者なのでしょうか・・。

 

 

 

 そして、サザンカの後はタイワンでもやっぱりツバキです。

 

 

 「タイワンツバキ」です。 

 ツバキ科、タイワンツバキ属の常緑高木です。

 ツバキもサザンカもみんな「ツバキ属」だと思っていたけども、このタイワンツバキは「タイワンツバキ属(ゴードニア属)」で違うのです。

 

 

 台湾が故郷ですが、中国南部~ベトナムにも暮らしています。

 別名は有名な「ゴードニア」です。英語名では「卵焼きの木」と言われます。

 

 外見で違う?・・ちょっと見た感じでは

 ①花が一重で白く、大きい。

 ②葉っぱが細くて長い。

  くらいしか分かりません。

 日本にはサザンカよりは早く、大正時代にやってきました。

 故郷では大きい木に成長するようで、図鑑には10~15mとされています。

 

 

 花びらは5~6枚、雄しべは多数あります。雌しべは1つ。

 鳥がやってくるのを待ちますが、日本では誰を待つの?。

 薄めの蜜を大量に用意して小鳥たちを待っています。