このカテゴリー、もう忘れかけてました。昆虫や鳥なども撮っていましたがなかなか新しいのや綺麗にとれたのがなくて・・
先日、山に行った時、登山口までの道が崩壊していて行かれずに、仕方なく引き返す時に出会いました。
まず、「シモバシラ」です。
といってももご存知の霜柱ではなくて、植物の枯れた茎にできる「花」です。
それも氷点下になって風が吹いてくれないと上手く咲きません。
シモバシナという名前のシソ科の植物があるので、これに違いないと思っていたら、コレ以外にも、シロヨメナ、セキヤノアキチョウジ、ヤマハッカ、カシワバハグマ、アキノタムラソウ、モミジガサ、オカトラノオ・・・などなど、いろんな草にも出来るそうです。
12月になって早朝、冷え込んで氷柱が出来ると、茎の表面を突き破って出来ます。
茎は枯れていても根が生きていて、枯れた茎にある導管に水が吸い上げられてきます。気温が氷点下になると当然、導管内の水が凍ってしまい、茎から霜柱が出来ます。でも、繰り返している内に導管の細胞も壊れてしまい、1月、2月にはいくら寒くても出来なくなってしまうようです。
次に、森の中で「ハッとして、ドキっ!」です。
これは「ムサシアブミ」の果実でしょう。
ちょっと前に見た時はこんな緑色でしたが、見事に美味しそうに色づきました。
サトイモ科、テンナンショウ属の多年草です。
「武蔵鐙」です。 力士名にいいんじゃない?
ヒトには有毒です。でも鳥に食べてもらうのと、果実が多すぎ?てか、倒れてしまいます。そこで、そのままこぼれて芽をだすのもあるとか・・。
もうひとつ。
花が残っていました。 トリカブトです。 今シーズンの最後でしょう。
そしてとなりに果実が出来ていました。改めてこんな果実になるんだぁ・と思いましたよ。
キンポウゲ科、トリカブト属の多年草です。
お馴染みの毒草です。でもたくさん種類があって、毒の強さも人と同じくらい種類で違うそうです。
これは里近くなので、花を鑑賞するために植えたもののようです。
とすると「ハナトリカブト」でしょうか? 中国が故郷です。「オクトリカブト」とも言われるようで・・
出来る果実は袋果で、熟すと袋が破けて種子を放出します。