本当は花と言うより実です。でも果実が生っている隣で、まだインパクトのある花が咲いています。
「コガネタヌキマメ」です。 漢字では「黄金狸豆」です。なんとも憎めない名前です。
マメ科、タヌキマメ属の1年草です。
生まれ故郷は熱帯アジアとされています。中国の南部~東南アジアです。
そんな熱帯で暮らす植物がこんな初冬に花と実までつけているなんて・・どうなっているの?
で、茎は直立して50~100cmくらい。茎は茶褐色の細かい毛があります。
葉っぱは互生について、倒狭卵形~狭楕円形です。 葉の表は無毛、裏に絹毛があります。托葉があって小さい剣状です。 苞葉は狭三角形です。
そして花は綺麗な鮮黄色で、茎の先に総状花序で付きます。もちろん、蝶形花です。
萼には短い軟毛がついてます、筒部は5~7mm程度、裂片は8~10mmほどです。
出来る果実は豆果です。 少し熟した鞘を動かすとカラカラと中のタネが音を出します。
図鑑には30個ほどの種子が入っている・・って書いてあります。どれどれ、科捜研に持ち込みましょう。
そしたら21個でした。別にどうでもいいんですけど・・。