この花の仲間は夏に見たような・・で、調べてみました。そうです、マンネングサやキリンソウに似ている感じです。

 

 「ミセバヤ」です。 漢字で・・というかミセバヤが「見せばや」です。

 

 

 この「見せばや」というのは「誰に見せようか」という意思を示しているような感じです。

 本当?は高野山で修行していた法師が詠んだ和歌にちなむようです。

 また、「古典園芸植物」として、昔から好まれて栽培されていたのが、全国各地に逸出したそうです。

 「アスナロ」や「ワレモコウ」とこの「ミセバヤ」で意思3兄弟です。

 

 

 ベンケイソウ科、ムラサキベンケイソウ属の多年草です。

 もともとの故郷は四国、小豆島のようです。北海道から北陸には極近い仲間が暮らしているそうです。 「ヒダカミセバヤ」「ツガルミセバヤ」「ヤマトミセバヤ」などがあります。

 別名が「タマノヲ(玉の緒)」というそうです。

 

 草丈は10~30cmくらいしかありません。茎にはダンギクのように段になって3枚の葉っぱが輪生します。各葉は葉柄が無くついて、丸い葉です。粗鋸歯があります。

 

 

 花は散房花序をたくさんつけます。淡紅色の小さい花が密集しています。

 花の前のツボミの時に雄しべの葯が濃赤紫色で目立ちます。萼片と花びらは5つ、雄しべは10で5つずつ2輪に並びます。雌しべは1つ。