この名前って本名なんでしょうか?。いまだに怪しいって思っているのですが・・。でも、調べてもそれらしきモノは見当たりません。

 

 「ネコノヒゲ」です。  漢字ではもちろん「猫の髭」です。

 

 

 シソ科、オルトシフォン属の多年草です。

 故郷は東南アジア~オーストラリアにかけての亜熱帯、熱帯です。

 なので、日本の冬は厳しいそうで、日本では1年草として生きているようです。

 

 

 別名は「クミスクチン」とか「キャッツウィスカー」です。やっぱり猫です。

 まぁ、いまや日本の一番人気のペットは「ニャンコ」いや、ネコ様なので、いいかも。

 

 

 茎は直立して1~1.5mくらいまで伸び、下向きの毛があります。

 葉っぱは菱形や長楕円形で、基部はクサビ形、鋸歯があります。

 

 何といっても注目されるのは白い花。

 輪散花序という付方だそうで、花が6個、段々に付きます。

 葉、萼、花冠に腺点があって虫を呼び込みます。

 

 

 花はいわゆる唇形、2唇形です。筒部は突き出ます。上唇は3~4裂しています。下唇は全縁になっています。

 そしてヒゲです。このヒゲは雄しべが4つ。上向きに反って雌しべと仲良く突き出ます。

 雌しべは1つで、柱頭は丸いのと2裂するのがある?・・ようです。

 

 出来る果実は分離果というそうです。

 

 でも、昔から「薬」として利用されたようで、健康茶の「クミスクチ茶」として有名だとか・・腎炎、尿結石、排尿障害などに効果があるそうです。

 

 それにしても、見事なヒゲです。猫もヒゲをいじると嫌がります。この花のヒゲも虫以外は触れてはダメだそうですよ。