何年か前に逢ったところで、今年もバッチリ・・・待っていてくれました。よかったぁ、まだ今年もちゃんと花をつけています。温暖化でますます厳しい環境のようですけど・・。

 

 「チョウカイフスマ」です。 漢字では「鳥海衾」です。

 

 ナデシコ科、ノミノツヅリ属の多年草です。

 基準標本は鳥海山です。

 鳥海山と月山だけに特産しています。砂礫地で這うように頑張っています。

 

 

 里のノミノフスマの高山型でしょうか。

 でも、母種は北海道に多い、メアカンフスマです。この母種よりも大型になっているそうです。

 茎には多く短い毛が生えて、株状になっています。

 葉っぱは対生について、倒卵状楕円形です。

 

 花は茎先、上の葉の葉腋に一つ付きます。

 萼片は5つ、花びらは5つ、雄しべは10、雄しべの基部が黄色い腺体に囲まれています。

 雌しべは1つで柱頭は3裂します。

 

 果実は蒴果です。