花というより団子。小正月のドンド焼き・・って昔、話題になったこともあったっけ・・

 

 「ウド」です。 漢字では「独活」です。 この漢字、意味深ですね。昔はなかったけど、「婚活」が最初?、それから「就活」や「終活」も・・そんな人生の一コマよりずっと前から「独活」です。

 孤独に生きる?・・

 ウコギ科、タラノキ属の多年草です。

 北海道~九州で暮らしています。日本以外では、朝鮮半島、中国、千島~樺太などの東アジアです。

 

 茎は太く1~1.5mくらいになります。茎には短毛が多く生えています。

 葉っぱは互生して付き長い葉柄があります。大きい葉で2回羽状複葉です。広三角形です。

 葉柄の基部に小托葉があります。小葉は卵形、長楕円形で先は尖ります。そして細かい鋸歯もあります。

 

 花は小さいですけど、花弁は5つ、萼よりも長く、雄しべは5つ、雌しべの花柱も5つ。

 でも、花はもっと複雑でした。花には両性花と雄花があります。

 去年調べて分かりました。花茎の先に両性花がついています。そのちょっと下に雄花があります。外見はそっくり・・

 

 できる果実は液果です。黒紫色に熟します。

 

 花より団子じゃなくて、花より山菜。花より茎。 若葉、つぼみ、葉、芽、そして茎は食用になります。茎は地下で栽培したものが八百屋さんに並びますね。

 

 

 「独活の大木」です。最近はそんな大木はありません・・。もともとは「ウドは樹のようにまっすぐに伸びるけど、柔らかくて材としては使えません・・(当たり前)・・身体ばかり大きくて役に立たない人のこと」・・です。 耳が痛いぃぃぃぃ。