この花も登山道の真ん中に堂々と咲いていたりして、「・・すいません、失礼しまぁす・・」と言ってそっと通らせてもらいます。

 ちょっと油断すると、間違えていたりして・・

 

 

 「トウゲブキ」です。 漢字で書くと「峠蕗」です。

 キク科、メタカラコウ属の多年草です。

 別名が「エゾタカラコウ」です。

 

 

 生まれ故郷は日本をはじめ、千島列島、サハリンなどで暮らしています。寒冷地の菊です。

 日本では北海道~東北の月山より北の山地、亜高山帯の草地で暮らしています。

 

 草丈は40~80cmくらい。

 根生葉は腎卵形で基部が心形、縁に不ぞろいの歯牙があります。そして葉柄が30cmもあります。この形を「フキ」の葉に見立てました。

 

 花は花茎の先に4~5cmの頭花が数個、5~9個くらい付いて咲きます。

 舌状花は雌花です。花びら状が7~12個です。中央の筒状花は両性花です。

 

 

 油断すると間違える・・混乱するのが、マルバダケブキです。

 また、ちゃんと見れば花の付方が全然違うのですが、仲間に「オタカラコウ」「メタカラコウ」があります。