こんなに難しい名前なのに、みんなよく知っている野草です。
7月27日に「エゾミソハギ」をアップしました。その時のリベンジ、宿題をしようと思いました。
「ミソハギ」です。 漢字では「禊萩」です。
ミソハギ科、ミソハギ属の多年草です。
故郷は日本、朝鮮半島です。
別名が「ボンバナ(盆花)」、「ショウリョウバナ(精霊花)」、「ソビソウ(鼠尾草)」などです。
名前の謂われは、「花がハギに似ていて、ミソギの行事にこの花を使ったこと」。という説と、「溝に生えるので溝萩」という説があります。
昔から薬としても使われていて「せんくつさい(千屈菜)」という下痢止めなどの民間薬だそうです。
茎は四角、草丈は50~100cmくらいです。
葉っぱは対生について、細長い形、交互に対生につくので、いわゆる十字対生のようにも見えます。
花は苞葉の腋に1~3個ずつ咲きます。萼は筒状になっていて、12本の肋があります。ちょっと難しいのですが、図鑑では「萼歯が6つあり、三角形で萼歯の間に針状の付属体があり」となっています。
花弁は6(4~6枚というのもあります)で紅紫色、この花びらの「シワシワ」・・なぜ?
雄しべが12本、この雄しべが花によって長・中・短があり、雌しべは1本ですが、雄しべの長さと対応して3つの型があります。
出来る果実は蒴果です。