信州の高原でたくさん咲いていました。なのでパチリしましたが、これが以外に難敵でした。愛用の「日本の野草」「日本の高山植物」にも載っていません。「高山植物入門」「北海道の高山植物」にも載っていないのです。殆ど諦めていました。
そしたらやっと「日本の樹木」で発見しました。
「ミヤマニガイチゴ」だと思います・・半分怪しいです。
漢字では「深山苦苺」です。 別名が「ゴガツイチゴ」です。
バラ科、イチゴ属の落葉低木です。 ニガイチゴの変種とされています。
東北〜近畿地方のブナ帯、亜高山帯で暮らしています。
日本特産のようです。
もう少し低いところには「ニガイチゴ」が暮らしています。ニガイチゴは葉っぱの側裂片の先が尖らずに鋸歯も鈍く、花の付く枝の小葉は切れ込みが殆どないのが特徴だそうです。
花は白く花びらが5枚、バラ科らしく、雄しべ・雌しべが多数です。
果実は集合果で、熟すと甘いのですが、果実の小核を齧ると苦いので、この名前がついたそうです。そんなことでついちゃうの?・・もっとふさわしい名があるでしょ・・(個人の意見です)
茎や枝にはトゲも毛もあまりありませんでした。トゲは葉脈と葉柄にあります。
葉は3~8cmの長い柄があり、単葉で3つに分かれるのと、分かれないのがあります。3裂するのは中央裂片が大きい長く先が尖ります。基部は切形または心形です。
ニガイチゴは葉裏が粉白ですが、こっちは山を登って白くありません・・。
野イチゴもいろいろあります。これは山イチゴって言いたい・・です。