6月の下旬に「ノカンゾウ」をアップしました。そろそろでしょう・・と思っていつも咲く近所の大きな団地の側道脇に・・咲いてました。でもたくさんある花壇には殆どありませんでした。花壇から追い出されてしまったようです。
「ヤフカンゾウ」です。 漢字では「藪萱草」です。
ヤブカンゾウより別名の方が有名です「ワスレグサ(忘れ草)」です。もうひとつが「カンゾウソウ(萱草菜)」です。
ワスレナグサ科、ワスレナグサ属の多年草です。昔の分類がいろいろあって、古い図鑑だと、ツルボラン科、ススキノ科、ユリ科、などいろいろです。
生まれ故郷は中国です。日本にははるかに遠い時代にやって来たようで、史前帰化植物となっています。
本州より南で暮らしています。
葉っぱはお馴染みの剣状で40~80cmくらいもあります。
花はお馴染みのノカンゾウの八重咲タイプです。なので、雄しべ雌しべが花弁に変身してしまったので果実を作ることが出来ません。
こんな豪華に、複雑になっているのに、1日花なのだそうです。
匍匐枝(ランナー)を出して増えていきます。ということは、群生することと、栄養繁殖なのでクローンです。
仲間がいっぱい、みんな有名です。
「エゾゼンテイカ」「トビシマカンゾウ」「ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)」「ノカンゾウ」「ハマカンゾウ」「ヒメカンゾウ」「ホンカンゾウ」「ユウスゲ」など・・