この花が咲くと「夏だぁぁ」とか「暑くなりそぉぉぉ」って思ってしまいます。そしてこの花の「八重のヤブカンゾウ」が出ると、本格的な暑さを感じます・・今年もそんな、夏の到来を知らせてくれますが、この花も去年より大分早いです。。
「ノカンゾウ」です。 漢字で書くと「野萱草」です。
ワスレグサ科、ワスレグサ属の多年草です。昔はユリ科でした。
生まれ故郷は東アジア、特に日本の本州〜九州・沖縄です。
また、日本以外では台湾や中国南部でも暮らしています。
湿気のある田や畦などが好きなようです。でも結構高い山でも暮らしているので、標高差には強いようです。
葉っぱがヤブカンゾウやハマカンゾウよりも細くて長い・・とありますが、実際にこれだけ見てもサッパリでした。葉っぱは弓状に曲がって垂れ気味、垂れます。
この仲間で花色の特に濃いのを「ベニカンゾウ」と呼んで分けているようです。
近所に咲いていたのに濃い色のがありました。これを「ベニカンゾウ」と言っていいのか?ですけど・・
花は萼が変化した外花被片が3つ、本来の花びらの内花被片が3つ、花びら中央に黄橙色っぽい筋が入ります。雄しべは6つ、雌しべは1つです。外花被片の花びらは幅が細くなっています。でも花は1日花です。なんか1日だけなんてもったいない感じです。
これから、この仲間がいろいろ咲きます。
八重咲なのは「ヤブカンゾウ」なのですぐ分かります。
そしてトウカンゾウというのが中国にくらしています。中国の南部、台湾、そして長崎県の男女列島にも自生しているそうです。
小さくて早咲きなのが「ヒメカンゾウ」というのもあります。
西日本に多く海辺が得意なのが「ハマカンゾウ」
園芸種でも鑑賞用の「ヘメロカリス」、これはもうたくさんあります。
そして、山の草原には「ゼンテイカ(ニッコウキスゲ」です。)
今年も会いいきます。