この山野草も丘、里に咲く花からちょっと山に寄ってきました。これから高山植物との区分が楽しみです。山道で見つけました。
「オカタツナミソウ」・・だと思います。 漢字では「丘立浪草」です。
シソ科、タツナミソウ属の多年草です。
このタツナミソウは日本固有種です。
生まれ育ったところは、東北南部(宮城)〜本州・四国の山地、丘陵地です。
茎には下向きの曲がった毛があるのですが、あまりありませんでした・・。
葉っぱは対生について、形は広卵〜三角状の卵形です。茎の上に多めについて、また上に付く葉が大きいのが特徴です。葉の両面にも毛があり、または裏には腺点があるそうです。
花は唇形花で、上唇は大きくて円形、下唇は折れ曲がったようで、ふつうタツナミソウで目立つ斑点も少なめ(斑点のないものもあるそうです)
他のタツナミソウと同様に、雄しべは4、雌しべ1です。
春に多く見たタツナミソウは上下に波が荒海のように立ってますが、オカタツナミソウは茎の上にまとまっています。
果実は分果で卵球形。