この花、少しずつ増えている気がします。でもまだまだ花壇には少ない感じですが・・ちょっと手強いからかなぁ。

 「ルリヂサ」です。 漢字では「瑠璃苣」です。

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 別名は「ルリヂシャ」、または英語名の「ボリジ」です。
 ムラサキ科、ルリヂサ属の1年草です。
 生まれ故郷は南ヨーロッパだとか・・。日本には明治時代の中頃に連れて来られました。

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 この花もお馴染みになりましたけど、相変わらずの美貌と毛むくじゃらです。
 全草に白いが密生しています。ちょっと毛深いな。この毛、ちょっと痛いのもあります。楕円形の葉にトゲのようになった毛があって、油断して触ると、「いててててて」となります。

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 茎は中空だそうです。

 花はツボミの時にはピンク色がかった色ですが、開くとハっとする青!。
 この花の色は図鑑では「マドンナ・ブルー」って言うとか・・参りました。

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 花冠は5つに裂けて平開します。花びらの先には尖っていてちょっと反り返っています。そして、白い副花冠があります。
 花びらの間には萼片も見えています。
 雄しべが副花冠の内側に5本あって、突き出ています。その葯は濃い青です。そして雌しべは雄しべに囲まれて、また濃い青色です。花柱は白~ピンクです。
 でも、朝開いて、夕方に閉じてしまう1日花だとか・・。

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 そして、ヨーロッパでは、この花は食材として利用されているとか。花をスープやサラダにし、なんでもキュウリに似た風味があってセージやミントなどとサラダ材になるそうです。
 昔は薬としても利用され、ワインと一緒に飲むと強壮剤になり、種子から採れる油はボリジオイルとして、アロマテラピーで使うキャリアオイルやサプリメントにもなるという優れものだそうです。

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 こんなスゴイ魅力、力をもっているなんて・・能ある花は・・いろいろ隠していますね。