4つか5つくらいしか調べられないと思っていましたが、なんと、6つ目です・・。といっても、半分はセミプロに教えてもらったのですが・・

 「ヒゴスミレ」です。 漢字では「肥後菫」です。

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 スミレ科、スミレ属の多年草です。これは日本の在来種です。
 名前がヒゴですから熊本県ですね。でも発見されたのが熊本県なので、発見地に敬意を表して付きましたが、本州~四国や九州で暮らしています。

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 このスミレ、花の色も白っぽいのと、薄いピンクや紅紫色のがあって、同じ花、スミレって言われてもイマイチ納得できなかったのです。

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 どうも、花の色で見分けているのではなく、葉っぱの形や裂け方で分かるそうです。地下茎は太くて短いそうで、蜜を貯める距も太いです。
 葉っぱは基部まで3~5裂していて、さらに細かく裂けています。


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 花は1.5cmくらいで、白で紫色の筋が入っています。側弁には毛があるそうです。
 で、どのくらいの割合で昆虫によって花粉が運ばれて、無事に受粉できるのでしょうか・・当然、調べている先生もおられますし、聞いたこともありますが・・。

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 でも、昆虫によって受粉出来なかった時には、このスミレも「閉鎖花」を付けて「自家受粉」する仕組みをもっています。
 そして、出来る果実は蒴果です。