はるの花、春が近いことを知らせてくれる花、春真っ盛りの花、晩春の花・・
超メジャーの花です。
早咲きの幾つかを見ました。
「ウメ」です。 漢字で「梅」。
バラ科、サクラ属の落葉高木です。また、その果実のことも「梅」といいます。
梅の植物としての基本情報は前回書いたので、今回は省略しますが、とにかく種類も歴史も深いので、素人には難敵過ぎます。
で、梅園でこの時期に咲き出した、どうやら基本種っぽいのをパチリしてきました。
ひとつひとつの違いが分かるのではありませんが、代表的に梅の花として記録したいと思います。
①「月影」です。
実梅ですから、これから梅雨時には立派な実ができるのでしょうね。
実梅といえば、知っているのはあの高級梅干しの「南高」が有名です。あと、「白加賀」後、小梅の「甲州最小」とか・・そしたら他にも「古城」「玉梅」「鴬宿(おうしゅく)」とか「月世界」「豊後」などがあるそうです。
この梅は、野梅系で、青軸性というそうで、花びらは丸みがあって咲き方は「抱え咲き」と言うらしいです。意味は分かりません。香りがあります。
そして、江戸時代からの名花だそうです。
復習①・「野梅系」は、野梅から変化した原種に近い梅です。中国からやって来た
梅の子孫とされています。枝が細く、花や葉も比較的小さく、よい香りが
あります。
②「八重寒紅」です。
ヤエカンコウと読む梅です。野梅系で野梅性の八重咲タイプです。
花は中輪で花弁は波打ち、萼は濃いコゲ茶です。早咲タイプで、正月の盆栽でよく
つくられているそうです。
復習②・「野梅性」とは、原種に近いタイプで、枝が細く小枝はトゲのようになっ
ています。新梢は緑色で日焼けして赤味が出るそうです。葉は小さくて
毛がありません。白や薄紅が多く、香りも高い花です。
③八重野梅です。
ヤエヤバイです。上の八重寒紅と同系で、野梅系・野梅性です。
花は大輪咲きで八重タイプ。白花で早咲です。
復習③・「青軸性」あおじくせいと読みます。枝や萼は常緑です。ツボミは緑白で
花は青白色になるそうです。