何年か前まで不思議に思っていたんです。2〜3月に多く咲いているのに、なんで「クリスマス・ローズ」っていうんだろう・・って。

 そしたら、もともとクリスマスの前後に咲くのがあって、「ヘレボルス・ニゲル」というそうです。いわゆる原種に近いようです。
 日本ではレンテンローズというヘレボルス・オリエンタリス(春咲きのクリスマスローズ)などもみんな一緒にしてクリスマス・ローズと呼んでいます。

 原種は22~23種ほどあって、殆どはヨーロッパ、西アジア、トルコとかシリアなどに故郷があるそうです。また何故か、中国の四川・湖北などにも遠く分離して生育している・・ということです。


 このヘレボルス・パウロは、これは、教えてもらったのですが、原種系のクリスマス・ローズで、あのヨハネ・パウロ2世にちなんで名付けられたそうです。ドイツの育種会社で作出されたようです。

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 葉っぱは長い葉柄があり、鳥足状に深裂します。
 日本で植えられているクリスマス・ローズの多くは2~4月に咲くので、これからです。園芸種がたくさんつくられて、花色、模様も多様になっています。
 キンポウゲ科、ヘレボルス属の多年草です。

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 ちゃんと和名がありました。「カンシャクヤク(寒芍薬)」というそうです。
 原種は大きく、①有茎種、②無茎種、③中間種があるそうです。


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 花びらは5枚ですが、もとは萼です。雄しべがたくさんあります。

 本格的に咲いたら、また、クリスマス・ローズについて調べたいと思います。