植物園です。でも花は温室に・・外にはまだ殆どありません・・で、ボッっっとしていると、ユズの樹のそばで何か動いています・・・鳥が来たのかと・・じっと見ると・・えっ!。
「タイワンリス」です。 漢字では「台湾栗鼠」です。
リス科、ハイガシラリス(クリハラリス属・タイワンリス属)属です。
アジアに多く暮らしているクリハラリスというリスの台湾での固有変種だそうです。
このタイワンリスが多くなった原因の話は有名です。
まず、1935年に伊豆大島の公園から逃走して大島中で繁殖し多くなっています。
また、1951年に伊豆大島から連れて来た54匹を江ノ島植物園で飼っていたのですが、台風で小屋が壊れて自由を得たものが江ノ島の弁天橋を渡って、「いざ鎌倉」で鎌倉市内で繁殖しました。そこにいた先住のニホンリスより大きく、雑食性で強いのでニホンリスを駆逐して増えました。鎌倉山などでは普通に見られます・・。また、観光客が餌を与えたり・・で、いつものパターン・・このリス、さらに昼行性なのです。
1999年より市では捕獲をはじめ、年々減少しています。
2005年には「特定外来生物」に指定されました。
このリスの天敵は猛禽類やヘビです。