やはり冬の花の代表はコレです。年末までに幾つかアップしましたが、今から春先が本格的なシーズンです。
 年明けからは代表的にツバキについて見てみようかな。今回は・・
  
 はじめは、「アマツオトメ」です。 漢字では「天津乙女」です。
 あまつおとめ・・って有名なんですね。最近まで知りませんでした。

イメージ 1

 まず、人の名前です。調べたら、明治38年生まれの宝塚スターです。そして日本舞踊家だそうです。本名が鳥居栄子さんというそうです。
 次はバラの品種名にあります。そしてツバキです。みんなアマツオトメさんにあやかった名前でしょうか。

イメージ 2

 白い一重の花びらです。筒咲きという咲き方で、中輪。
 京都の大徳寺の塔頭、高桐院に原木があるそうです。この名前を付けたのが、ここの元の住職の義山老師だそうです。
イメージ 3

 落ちていたのを一つもらいました。花びら5枚です。
 そして、数えましたよ、今年も。どの図鑑でも「雄しべは多数」とあるので、去年からツバキの雄しべを数えて喜んでいます。
 もちろん個体差があると思いますが、これは95本でした。






 2つ目が「タロウカジャ」です。 漢字では「太郎冠者」です。
 ツバキのことを知ろうとすると、茶の湯、茶道についての基礎知識が必要なようです。特に、侘助などについては・・。

イメージ 4
 この太郎冠者又、有楽椿(ウラクツバキ)についてはあの織田信長の弟君が出てきます。この弟君、織田有楽斎長益というそうで、この人が茶席に好んで用いたそうですよ。

イメージ 5
 どうも室町時代に中国から持ってきた西南山茶(ピタールツバキ)と日本のヤブツバキとの交雑種とされています。関東では太郎冠者と呼んでいます。
イメージ 6
 なんと、優美な感じです。
 そして落ちていたのを失礼しました。
イメージ 7
 花びらは5枚、そして雄しべはコレは104本でした。