野の花は殆どなくなってきました。で、樹の花がチラホラと咲き始めたと知らせが入ります。ウンナンオウバイ、ボケ、レンギョウなどの早咲き組や慌て者組たちですが・・まだ早いよ。
 花を見れるのはもっぱら花壇です。今回はコレです。
 
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 「ネメシア」です。 今咲いているのは「宿根ネメシア」だと思います。
 ゴマノハグサ科、ネメシア属の多年草です。
 生まれ故郷は南アフリカです。この仲間は60種ほどあるそうですが、ほとんどが南アフリカの固有種だとか・・そして、今ではそれがもとになってたくさんの園芸種が作られているそうです。
 
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 日本では、秋植えで春咲く1年草と、今咲いている宿根多年草です。400種も園芸種があるそうです。
 
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 春に咲く1年草は花が大きいのが多いようですが、今のは可愛い唇形花です。花色は多様で、青、ピンク、白、黄色、赤、そして複色も。
 
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 花は唇形花で、上唇が4裂し、下唇は浅く2裂するものが多いのですが、中には上唇が3裂とか、下唇が1枚のままのもあります。下唇の中央が盛り上がっています。これがなんとも可愛いのです。花の基部には「距」があります。
 こんな風なので、機械的に花びらがいくつに裂けていると決めつけていると混乱します‥実は去年まで混乱していました。
 萼は5裂していて、雄しべは4本ですが、2強雄しべです。
 
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 葉っぱは披針形〜卵形で互生しているのと、対生しているのもあります。これもイロイロです。でも鋸歯はみんなあるようです。
 毎年、「ちょっと気になるネメシア」です。