これはこれは・・・。・咲いてます。これもこの暖かさのせいでしょうか?
 よく「狂い咲き」とか「返り咲き」って言いますよね、返り咲きはいいとして、「狂い咲き」ってこのご時世では、あんまりいい表現ではないと思います。それに、植物は狂っているわけではないと思います。花を咲かせる仕組みはとても複雑なのでよく分かりませんが、花芽を成長させる条件がいろいろあるようです。
 で、勝手ですが「迷い咲き」としました。ここだけの話です。
 
 「ツキヌキニンドウ」です。 漢字では「突き抜き忍冬」です。
 本来の花の季節は5~9月頃です。
 スイカズラ科、スイカズラ属の常緑(半常緑)ツル性植物です。
 故郷はなんと、北米の東部~南部です・・なんか似合わないなんて・・叱られそう。

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 近所の小さい公園の片隅で咲いてます。どうして?・・答えてくれませんでした。
 スイカズラの仲間で何種類もありますが・・この突き抜きは葉っぱがスゴイので分かりますよね。

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葉は対生について、花序のすぐ下にある葉っぱが合生して1つの葉っぱのようになっています。この真ん中から突き抜けて花序があります。
 全く不思議としか言えません・・理由が思いつきません・・。

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 英語名で「トランペット・ハニーサックル」と言うそうで、日本には明治の初めに連れて来られました。でも「蜜がありません」・・なので、スイカズラのように吸っても甘くありません。

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 花冠は5つに分かれて、雄しべは5本、雌しべは1本です。スイカズラの花は初めが白で次第に黄色くなりますが、このツキヌキニンドウは花が咲いた時には花びらの内側が黄赤色で、だんだん外側も同じ色になっていきます。

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 本当は果実が出来ている頃なのに・・大丈夫かいな・・
 果実は5-6ミリの液果で赤く熟します、スイカズラは黒く熟すのでこれも違います。この果実、漢方になって抗菌や血圧を下げる効果があるそうです。そして、酒好きの方は知っているかな・・「ハニーサックル酒」になるそうです。そしたら、図鑑には果実は有毒です・・って書いてありました。