この花も秋の定番品になっています。花壇でも毎年、注目を集めて人気上昇中かも。
 でもいろんな名前があるようで、本名が分かりません・・今も。
 「アメジスト・セージ」です。
 別名が「サルビア・レウカンサ」という人がいました。そしたら「メキンカン・ブッシュセージ」よ、って呼ぶ人がいて、さらに、「ベルベット・セージ」だぁ・・という人もいるのです。で、あんた、誰?状態です。
 シソ科、サルビア属の半耐寒性の宿根草です。
 故郷はこれもまたメキシコあたりです。

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 今でこそ何回も見たので分かりますが、最初はなんじゃコレ・・でした。
 葉っぱは長い披針形で笹の葉のような感じです。葉に柔らかい毛があって先が尖ります。この葉っぱ淡緑色でよい香り、まさにセージ!です。
 対生、十字型に付くので、十字対生と言われます。
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 この葉を乾燥させたものは「セージ葉」という生薬になり、「芳香性胃薬」というそうです。
 短日植物ですから、日が短くなるのを感じて花を咲かせます。紫色の花に見える物は萼片です。その先にあるのが花びらです。今回のは白ですが、この他にはピンクや赤紫のがあります。
 
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 こんな花です。小さくて、可愛いい花で、なんとたくさん並んでいるのでしょう。
 茎先に10~30cmくらいの穂状花序を斜めに出し(ほとんど横向きです)て、唇形の花をつける。萼が紅紫でビロード状の軟毛に覆われているので、別名の「ベルベット・セージ」とも言われています。

 花は雄しべは5本ですが、その内の3本は退化しているそうです。雌しべは1本で、柱頭の2裂しています。
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 ほとんど斜めや横向きになっていましたが、中になんと、真直ぐに天を向いているのを発見!・・どこにも「変わったヤツ」がいます。