この実もすっかり有名になっています。木の実界のアイドルでしょう。
 今年も実り出しました。これも例年より早い感じですが・・・
 
 
 「コムラサキ」です。 漢字で「小紫」です。
 クマツヅラ科、ムラサキシキブ属の落葉低木です。
 故郷は東アジアです。もちろん、日本、朝鮮半島から中国です。日本では北限が青森県の手前くらいまでらしいのですが・・九州まで。
 
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 実がついて、少しずつ色が濃くなっていきます。
 
 
 半分ちょっと紫に変わっていますが・・
 こんな感じで茎に実がいっぱいつきます。ムラサキシキブはこんなにはつきませんし、コムラサキを見た後だと疎らに見えてしまいます。
  
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 だいぶ色づきました。
 ムラサキシキブとの見分けは簡単で、私でも出来ます。
 
 
 まず、ムラサキシキブの木の方が樹らしい姿です。コムラサキは低木で枝垂れます。
一番は葉っぱ。ムラサキシキブの葉は鋸歯があります。このコムラサキは鋸歯が葉の先の方にしかありません。
 
 そして、熟してきました。今が旬?
 
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 少しアップで・・・
 
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 幹に近いところから色づくのですが、これにも理由がありそうです。
 鳥にアピールしているのです。美味しいよ。そして、この果実の大きさがポイントのようです。多くの野鳥に食べてもらうには、その口に無理なく咥えて貰えなくてはなりません・・そりゃそうだ。
 
 
 この大きさなら、ヒヨドリはもちろん、小さいメジロも大丈夫のようです。他にはキビタキ、ジョウビタキ、エナガ、アカハラ、ウソ、ベニマシコ・・・なども来るようです。