この花、よく目にするようになりました。昔は植物園、今は花壇です。
東アジア、日本の在来種もあるようですが、ほとんどお目に掛かれず(日本の在来種は高い山にいます)にいますが、なんとかこの秋に会いたいものです。まずは派手なヤツです。
「オオベンケイソウ」です。 漢字では「大弁慶草」です。
ベンケイソウ科、ムラサキベンケイソウ属の宿根多年草です。
多肉植物でファンも多いようです。
故郷は東アジアですが、園芸品種が作られて、市販されているのはこの園芸品種です。
でも、中国に自生しているものと、日本に自生している「ベンケイソウ」があります。
日本では亜高山、高山帯に「イワベンケイ」が暮らしています。
でもイワベンケイはキリンソウ属とする見解もあるそうです。
それでもコレは明治の中頃に連れて来られたようです。
ちょっと脱線しますが、日本の在来のベンケイソウは、葉っぱが互生し、雄しべが花弁よりも短く、下の花序枝が短いのが特徴で、中国から来たベンケイソウは、葉っぱが対生し、花は淡紅色、雄しべが花弁より長く、下の花序枝が長いそうです。
そして、今回のオオベンケイソウは、葉っぱが3輪生して対生、花は赤紫色で、雄しべが花弁よりながいのです。
それぞれが結構分かりやすい違いがあります。
この花の姿を見れば・・納得でしょ。でもいつか挑戦してみたくなるかも・・。
萼片、花弁は5、雄しべは10本、雌しべは1本です。
美味しい蜜がたっぷりあるのか、昆虫が次々にやってきます。
出来る果実は袋果でです。