何気なく近所の緑道を歩いていると、視線の隅にキラリ・・じゃなくて、白い花が・・。
先日書いた「ルコウソウ」に似た感じですが・・でも葉っぱが全然違います。

 

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 思い出しました。

 「マメアサガオ」でしょう。 「豆朝顔」。

 この故郷は北アメリカです。

 ルコウソウは熱帯アメリカが多いのですが、これは北アメリカで亜熱帯から温帯のようです。

 

 

 どういう理由で日本に連れて来られたのかはわかりませんが、1955年に東京で見つかったようです。70年近くたったようで、すっかり馴染んでいるようです。

 花の赤い「ベニバナマメアサガオ」もあります。

 

 
 ヒルガオ科、サツマイモ属の1年草です。
 茎はツル性なので、この花が単独でいることはないでしょう・・。だいたい生垣などに隠れています。 そして花の時に顔を見せます。
 
 葉っぱは先が尖った長卵形~心形で全縁または3裂して長い葉柄があります。
葉は互生して付きます。
 
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 葉腋から1~2本、花茎を出して1.5cmくらいの淡紫色~白色の花を咲かせます。特徴は花柄にイボ状の突起が密生していることです。
 花びら・・花冠は先で浅く5つに分れるので、花びらが5つに見えますが、花びらの中心の先が尖っています。 これがちょっと気になっています。
 
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 雄しべは5本、葯が赤紫色です。花冠の先は5裂しています。
 
 
 そんなことを考えていたら(どんなこと?)、以前見つけたところで久しぶりに咲いていました。
「マルバルコウソウ」のような「マルバアサガオ」のような・・のがありました。
 
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 マルバアサガオ、アメリカアサガオだとすると故郷はメキシコや中央アメリカで、それが南米だけでなく、アジア、アフリカ、オセアニアと広がり野生化しています。
 
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 葉っぱは先が少し尖った卵形で基部が心形で互生して付きます。
 
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 そしたら、いろいろあるものです。
 マメアサガオの写真をひっくり返していたら・・・
 このマメアサガオ系の変化種としてこんなのを見つけました。
 
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 全くわからないのですが、この色って自分にとっては珍し! ですが・・
 世間的にはどうなんでしょう? でもまぁ いいかな。
 
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 いつもはアサガオなんて・・園芸種ばかりで、などと悪態をついてパスしていましたが、近所やいつもの公園などをじっくり見ると、こんなアサガオにも会えました。と、言っても、これも最初は何だか分からず・・でしたが。

 「オキナアサガオ」です。 漢字では「翁朝顔」です。

 ヒルガオ科、フサヒルガオ属のつる性1年草です。

 田舎は熱帯アメリカですが、これも世界広く各地で帰化しているそうです。もちろん日本でも・・1950年頃、神奈川県で確認されました。

 

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 葉っぱは長い葉柄があり、先が尖った感じの長卵形で互生して付きます。

 7月〜10月、結構長い間、葉腋から長い花柄を出して集散花序という付け方の花です。でも、なんと言っても、このもじゃもじゃしたヒゲのような中に青い花が・・

 やっばり、オキナ(翁)って名が付くのは、ヒゲもじゃです。でもこんなのがアサガオだって言われてちょっとビックリでした。

 

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 このもじゃもじゃの正体は・・

 この花序は毛で覆われて、線形の苞がモサモサとかたまっているのだそうです。その中から1~2個の青い花、小さい花ですが咲かせます。

 朝咲いて昼過ぎに閉じてしまいます。

 朝顔ってみんな店を早じまいしてます。これも仕事は昼までで半ドンで終わり。なので受粉もちゃんと出来ないことが多いらしいです。そして、夜になると雄しべが伸びて雌しべに花粉を付けるそうです。つまり、自家受粉で繁殖します。

 

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 そしたら、3つ咲いているのを見つけました!。