気が付いたら昨日は「立秋」になっていました。
 猛暑もコロナもますます深刻になっています。
 皆様、残暑お見舞い申し上げます。
 
 
 ムクゲが咲いて、少し遅れて咲くのがこの子です。初めはよく似ていたので、間違えても気が付かないことも多くありました。
 「フヨウ」です。 漢字では「芙蓉」です。
 アオイ科、フヨウ属の落葉低木です。
 そもそもの「フヨウ」とはハスへの美称なので、この樹のフヨウは区別するために「木フヨウ」と言います。
 生まれ故郷は中国~台湾~沖縄、そして北限は関東地方あたりでしょうか。
 
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 この葉っぱを覚えればもう大丈夫・・と言われてコレを覚えました。葉っぱは互生して付き、表面には白い短い毛が密生します。そして掌状に浅く3~7つ裂けます。
 夏真っ盛りに白からピンク色の花を咲かせますが、これが悲しくも1日花で、儚く散ってしまいますが、次々に咲き続けます。
 それにしても、結構豪華な花をたくさんのエネルギーを使って咲かせて、たった1日で散ってしまっていいの?っていつも思います。
 
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 花びらは5枚です、回旋して椀状です。雄しべがもじゃもじゃってしていて、根元で筒状にくっ付いていて、その中心に雌しべがあります。
 雌しべは熟すと柱頭が5つに裂けます。
 
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 果実は蒴果ですね。
 
 それで、ムクゲとの違いをまとめてあったのを見つけたので・・・
 「フヨウ」は、枝分かれが多くて横に広がった感じです。葉っぱは掌状で大きい。
 雌しべの先の柱頭が上向きに曲がり5裂します。雄しべは1つずつ分かれています。
 
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 「ムクゲ」は、枝が直立する感じでスマートです。葉も小さく幅も細い感じ。雄しべはまとまっています。雌しべは真直ぐのび、柱頭の5裂も小さいです。
 
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 この2つは仲良しで、接木も可能です。
 
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 フヨウのツボミに頭から潜り込んでいる甲虫がいました。甲虫の名前はわかりませんが・・美味しいもの見っけ・・でしょうか。
 フヨウはたまったものではありませんが・・。
 
 最近はこのフヨウの仲間もいろいろです。
 そのひとつが「タイタンビカス」です。これは「アメリカフヨウ」と「モミジアオイ」の交配種で日本のメーカーが作りました。赤・白・ピンク色で大型の花が咲きます。
 また、「アメリカフヨウ」も花壇でよく見かけます。何しろ花の大きさが20~30cmもあるジャンボサイズ。でも背丈は50~150cm、去年家の近くで地面に張り付いたようなのを見て、ビックリした記憶が・・。
 
 そして、なんといっても最後は「スイフヨウ」です。朝開花した時には花は白ですが、時間と共に、ほんのりサクラ色。そして、八重咲タイプもあります。
 酔芙蓉と書きます。でも「水芙蓉」になるとコレは「蓮」です。
 
 去年までは「フヨウ」と「スイフヨウ」の違いがイマイチよくわかっていなかったのですが、
ヒマなので調べると・・・
①スイフヨウはフヨウの園芸品種。
②フヨウは一重、スイフヨウは八重が多い。
 
 そして、スイフヨウがなぜ花の色が朝は白なのに、夕方にはピンクになるのか・・・
なんとなく分かったような感じでいましたが、これも確認しました。
色が変るのは紫外線対策のようです。紫外線は植物にとっても大敵です。これに対抗するために「抗酸化作用」のある「アントシアニン」を生成しているそうです。このアントシアニンによってピンクになるそうです。
 
 退院しました。
 いろいろお見舞いのコメントをいただきありがとうございました。
 自分が一番びっくりしています。 コロナの第五波真っ最中ですし・・
 オリンピックの殆どは病室でしした。
 まだしばらくリハビリなどで通院しますが、気力・体力の回復をはかります。
 また、よろしくお願いいたします。