この仲間の花って、6月、7月に一気に集中して、次から次に咲いているのです。
あらためて、今年感じました。
 
 
 「ムクゲ」です。 漢字で「木槿」と書きます。
 アオイ科、フヨウ属の落葉低木です。
 
 
 中国~インドが故郷ですが、日本にはかなり昔にやって来ていたようです。平安時代に渡来したという説や奈良時代にはあった・・などいろいろです。
 
 
 
 
 ほんの何年か前まで、ムクゲとフヨウはいつもゴチャゴチャになってました。その年に覚えたつもりでも、翌年に花を見つけるとよく間違えました。
 花を見て、葉や樹を見ていませんでした。
 
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 葉っぱは互生して付きます。葉の形が「菱形というか卵型」で浅く3裂し、粗い鋸歯があります。葉に3~5本の葉脈がはっきり見えます。さらには両面に毛が生えています。・・・この点をおさえることがポイントでした。
 
 
 朝早く花を開き、夕方に閉じてしまいます。萼片が5裂し、花弁は白ですが、奥の基に紅色の模様が入ります。
 
 
 雄しべは多数あり、雌しべの柱頭は5裂します。
 
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 光があたり、透けて見える時があります。花びらに細かい網目のような、筋がたくさんあってすごく綺麗です。
 
 
 この仲間が花壇、庭先、鉢植えでたくさん見られます。
 ハイビスカスの仲間です。ブッソウゲ、フヨウ、モミジアオイ、ケナフ、スイフヨウ・・楽しみです。
 
 
 この白花、ただ白い花のようですが、相当綺麗です。
 
 園芸品種も多くて、これで花だけ見ていると何だか分からなくなります。
 花色は、白、ピンク、濃い紫、青紫色があり、咲き方も、一重、半八重、八重などいろいろです。
 
 
 
 ウチの近所では八重が7~8割って感じで多いと思います。
 
 
 このあとすぐに、芙蓉が咲きます。