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しいたけは好きですね。

まあ、マツタケを食べるチャンスが
少ないこともあるかもしれませんが。

ということでこんなニュース。

シイタケ揺らして育成 この振動が菌糸を広げ、害虫のハエも抑制

 シイタケを揺らして育てる。そんな栽培方法の開発に
森林総合研究所(茨城県)のチームが挑んでいる。
適度な振動を与えることで、成長促進と害虫対策の
ダブルの効果が期待できるという。
 シイタケは、おがくずのブロックや原木などの培地
(菌床)にタネとなる菌を埋め込んで育てる。シイタケ
生産者の中では、こうした菌床をたたくとシイタケが
よく成長すると言われていたが、実際に効果がある
かどうかは分かっていなかった。
 森林総研東北支所の高梨琢磨・チーム長は、振動
がシイタケの成長に何らかのきっかけを与えていると
考えた。そこで、シイタケの菌を入れたシャーレに1秒
間に1千回の振動を2秒与え、10秒ほど止めるという
実験を10日間ほど続けた。
 その結果、振動を与えた菌は、振動を与えなかった
菌に比べて36%多く菌糸が広がったという。
ー中略ー
 また、これまでの研究では、シイタケに振動を与える
と、害虫であるキノコバエの成虫の発生が抑制される
ことが明らかになっている。振動が、キノコバエの成長
を遅らせるという。
 国産シイタケは、ほとんどが無農薬でつくられている。
一方で、菌床のキノコバエの幼虫が2・5匹以上になると、
シイタケの廃棄率は5%を超えるという報告もあり、
キノコバエ対策は深刻な課題だった。
 チームによると、成長を促進させる振動数と害虫の
成長を抑制する振動数は近い。振動を与えることに
よって、成長促進と害虫対策の二つの効果が得られ
そうだという。



<参考>

Vibrations and mushrooms: Do environmental vibrations promote fungal growth and fruit body formation?
https://esajournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ecy.4048