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随分とあっさりとした記事が。

舞鶴・高1殺害:無罪確定へ…検察側の上告棄却 最高裁


京都府舞鶴市で08年5月、高校1年だった
小杉美穂さん(当時15歳)が殺害された
事件で、殺人などの罪に問われた無職、
中勝美(なか・かつみ)被告(65)の上告
審で、最高裁第1小法廷(横田尤孝裁判長)
は8日付で、検察側の上告を棄却する決定
を出した。
検察の死刑求刑に対して無期懲役とした
1審・京都地裁判決を破棄し、逆転無罪を
言い渡した2審・大阪高裁判決(12年
12月)が確定する。


記事全部なんですが、無罪確定に
しては記者は興奮した様子もあり
ません。

まあ、この中被告、2審の無罪判決後、
コンビニでボルノ雑誌を万引きしたと
いうことで実刑判決を受けて服役中。

まあ、たとえ、別の犯罪を犯したと
しても、死刑を求刑されたような事件で
無罪が確定されたというんですから
日本の司法の健全性が証明された、
また警察、検察のいい加減さが、
また一つ明らかになったということで
もっとちゃんと記事を書くべきかと
思います。

最高裁は、何しろ判事5人全員が、
「被告が犯人だと推認する事実は
見いだしにくい」と、疑わしきは
罰せず、推定無罪とし原則を貫い
たんです。

中被告は09年4月に殺人容疑など
で京都府警に逮捕されましたが
以降一貫して無罪を主張。

状況証拠しかなかったんですが、
地裁は死刑求刑に対して無期。

取り調べが当初からちゃんとして
いれば、最初から無罪というか
起訴もせず、真犯人を見つけるか
ちゃんどした捜査をしていたと
思います。

その意味でも、取り調べの可視化は
重要。

法制審部会:可視化を了承 「早期の法整備必要」 村木さんら会見、検察運用に注文も


「大きな一歩だが、宿題は残っている」。
9日の法制審議会(法制審)の特別部会
終了後、東京・霞が関の司法記者クラブ
で記者会見した村木厚子・厚生労働
事務次官ら5人の「非法律家」委員は、
3年がかりで取りまとめに至った可視
化の制度案などを一定程度評価しつつ、
今後の範囲拡大などを強く求めた。


まあ、冤罪防止というよりも、ちゃんとした
捜査をするという意味では、限定的で
あっても、可視化対象の事件がまっとうに
捜査が行われる可能性が大きいのです
からよしとしましょう。

繰り返しですが、上の最高裁無罪判決の
事件についても進展があったはずです。