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新聞社というのは日本の文化を
支えている気概があるのか、各紙
いろいろとその関係のコラムや
記事があります。

愛読の毎日新聞も当然のことながら。

そこで、今日は毎日朝刊から二つ。

まずは『季語刻々』から

「時鳥厠半ばに出かねたり」

夏の季語、「時鳥」を用いた俳句の
紹介です。

これって、あの夏目漱石の
明治40年の作。

「障る事ありて或人の招飲を
辞したる手紙のはしに」という
前書がついています。

招待したのは時の総理大臣、
西園寺公望。

夏目漱石は江戸っ子。倒幕派の
西園寺が嫌いだった?

ま、ともかくも、用便中だからと
招待を断っちゃいました。o(^-^)o

続いてはコピーライターで有名な
仲畑貴志の『万能川柳』。

毎日18句をピックアップし、最優秀
作品にはニコニコマークがつけら
ます。

その今日の優秀作品がこれ

「日本では成金のことセレブ言う」

「センリュウ」の10倍広い心で選択
したいということで「万柳」とも呼んで
いるんですが。

たびたび耐えられない日本語を
紹介しているのでセンスを疑います。

この作でも「セレブ言う」なんて。

この句の目のつけどころはいいと
思いますけど。

「言う」の用法にこんなの使うのは、
新感覚というより、英語を間違って
直訳した外人かですね。

まあ、「言う」を使うなら元の表現を
最大限尊重するとして

「日本では成金のことセレブと言ひ」

程度でしょうか。o(^-^)o