いよいよ秋。

今日はちょっとお勉強。

書物を読むのは時間が
かかる、そんなかたに
お勧めは「広辞苑」を
眺めることですね。

あ、外側でなくて、
内容ね。o(^-^)o

その「広辞苑」にこんな
言葉があります。

【獺祭】(だっさい)

 説明は

 1.カワウソが多く捕獲した魚を食べる
   前に並べておくのを、俗に魚を祭る
   のにたとえていう語。
 2.転じて、詩文を作るときに、多くの
   参考書をひろげちらかすこと。
   正岡子規はその居を獺祭書屋と号した。


今日9月19日は正岡子規の忌日で、
糸瓜忌あるいは獺祭忌と呼ばれて
います。

獺祭忌なんて広辞苑見なきゃわかり
ませんね。

糸瓜忌の由来は、結核を患い
その痰を切るのに効くという
ことで糸瓜の水を使っていて、
絶筆となった三句も

* 糸瓜咲て痰のつまりし佛かな

* 痰一斗糸瓜の水も間に合はず

* をとゝひのへちまの水も取らざりき

糸瓜を扱っていたことから
これらにちなみ名づけられて
います。

 なにしろ、子規の亡くなった
1902年はペニシリンの発見
の1929年より前です。

 発見されていたら、子規も
無くならなかっただろうし、
逆に有名な糸瓜の句も
できなかったんですね。

 なにか、運命って複雑な
気がします。

はい、勉強おしまいです。m(_ _ )m