ギングリッチ氏の討論会を聴いていると、アメリカはどうするべきか? どうしたら再建出来るか、
何処が悪いのかと指摘してくれる。
 
国の再建は政治家だけの仕事ではない。 国民が一緒に頑張りましょうと説く。 

私はその一緒しましょうというグループが間違いなく、大企業を指していることを望んでいるが。 
 
I will not work for you. You will work with me, We all work together.  言葉としては宜しいようです。

オバマ氏の演説はいつも同じだ。  この国は素晴らしい、私は国民にこれをして上げる、あれをして上げると連ねる。
この前の選挙戦の時に、 あまりの約束事が多く、パラダイスが来るかと聞き間違えてある黒人女性がテレビのインタヴューで、「オバマ氏が大統領になったら、私たち黒人はもう、車のガソリンも無料よ、 住宅ローンもタダよ、 生活苦も無くなるのよと」と話していたが、
あれから3年、 あの人達のガソリンは無料になったのだろうか。

ギングリッチ氏の演説の中でもっとも忌嫌われている一つ
Food stamp (生活扶助一端である食料品割引切符)の見直し。  国から扶助を受けている国民は何かの方法で
国へ返還する法案。  子供の時から働く事を知るためいに、 親が扶助受理者は学校の掃除、公共の場の清掃などに参加する事。 働いて賃金を受ける事を教育する。  

これが大問題になった。 なぜなら扶助を受ける国民の過半数が黒人社会であると指摘したというのだ。 
「 黒人の子供に便所掃除をさせるのか」と報道機関を利用してリベラルは反論したが、 
ギングリッチ氏の面白い処は、 どうして黒人だけが清掃をすると決めつけるのか? 
 話しをそちらに向ける方が差別意識ではないか? また、それを差別とするなら、 差別されないように働けと云う。

この一応巨大な国と言われているアメリカの国の中で、生活苦の為に食に飢えている人が増えているのが
現実であるし、 学校のキャフェテリアで朝の食事と昼の食事を無料で食べる生徒が
30%という公立学校が増えているそうだ。


しかし、残念ながら、この一週間ほどは、ギングリッチ氏の戦局はなはだ悪い。 社会が彼の灰汁の強さを受け入れて
くれないようだ。 

やはりアメリカは、 レーガン、クリントン、 オバマと、スマートで微笑みを絶えない紳士が大統領として
喜ばれるらしい。