誰に訊かれたわけではないが、 私はギングリッチ氏を応援している。
大学教授、専門は歴史、 政治家、 会社経営となっているが、コンサルタントの会社らしい。会社といっても別に商品を生産するような会社の事ではない。  ロムニー氏が事業家と言われているが、こちらも、財をアチラからこちらへ持ってきたり、 投資をしたり、 資本を提供したりという、製品製造関係ではない。 

ギングリッチ氏は頭脳明晰とその卓越した演説のうまさで一目置かれている。 

その演説のうまさが、今回の選挙戦の討論会の中で120%発揮され、 対抗馬がア~ ウ~ と何も言えなくなるわけだ。  何を質問されても、 頭の中のGoogleの検索が発動して過去の資料が口から飛び出てくる。 
実際にDebate を見ていると胸がスカーッとする。  

この人は、 オバマ氏に公開討論会をすでに挑戦している。付け加えて、 オバマ氏は Teleprompter (スピーチを表示してある電光装置)を使っても良いですよと揶揄してる。

大統領がスピーチをする際に、いつも両側にある Teleprompter を見るために顔が右、左と動かす事を皮肉っているわけだ。 実は私も、オバマ氏がミギー、ヒダリーとテニスの試合見物のように動かすのは、左右の聴衆への
サービスかと思っていたが、 そうではないのだそうだ。 

しかし、ギングリッチ氏の過去は宜しくない。 二度の衆議院議長の選ばれて、二度とも途中で降りている。
非常に評判が悪。 汚職、陳情団の手先、三年前に起きた大銀行の救済処置の為いの税金横流しに加わっていたという噂もある。 

私生活も真に悪い。 3回の結婚、2度目から3度目に変わる時は、 不倫からの始まりだとも言われている。

或る討論会では、アナタは3回の結婚と不倫の噂に付いてどのように弁明しますか?
との質問に、  「今は国を建て直す為の次期大統領選への討論会です、そのようなクダラナイ私生活の事を
話す時間はないでしょう、本題に入りなさい」 と質問者を一括して、聴衆からスタンデング オべーシオンを受けている。 

悪の権化とか、極悪人とか言われているが、私が応援する理由は、 「悪には悪で制す」 善人には国は納められない、 又、政治家に善人など居るものかという考えだからなのだ。  どうせ悪なら隠すなと云いたい。