東京の梅雨入り☔️はまだまだのようですが、自宅の近くでは、どこに行ってもアジサイが真っ盛りです。

ホンアジサイとガクアジサイくらいは知っていましたけど、とにかく色も種類も豊富です。まあ、世界各地で品種改良されてきた結果なんでしょう。

木場のイトーヨーカドーのそばの街路樹には、初めて見るタイプのアジサイが咲いていました。

鎌倉のあじさい寺(明月院)がすごい混雑で、開門時間だいぶ前から大行列だというニュースを昨日見ましたが、都内の道路脇ならゆっくりと見ることが出来るので、これで十分かな♪♪

 

 

さて、今週月曜日に「関心領域」を恵比寿ガーデンプレイスで観てきました。この映画は、収容所の中の描写が一切ない話題のホロコースト映画です。

「The Zone of Interest(関心領域)」とは、第二次世界大戦中、ナチスがアウシュヴィッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を指して使っていた地理的な表現ということでしたが、アウシュヴィッツの責任者であったヘスの幸福な家族たちも、収容所内の出来事には全く関心がなく、彼らの「関心領域」は自分の趣味や好きな文化などの別世界にしかないのです。(まあ、欧米とはこれまでのユダヤ人に対する関わりが異なるという経緯はあるものの、日本人の中東問題に対する無関心も相当なモノです。)

 

とにかくなかなかに奇妙な映画であったことは間違いありません。所謂ホロコースト映画ですが、ぞっとするようなシーンは全くなく、ほとんどが収容所責任者であるヘス一家の幸福な日常生活の描写です。

 

勿論、隣接する強制収容所の作業音らしき雑音は常に聞こえており、遺体を焼いているのか煙突の煙も出ていました。そして、時々不気味な音楽が流れて、映像面でも何回か真っ黒、真っ赤、真っ白な画面が結構長く続いて、場面転換がされていきました。

 

なお、映画の公式WEBサイトでは1945年の夏のことと紹介されていましたが、すでに1945年4月にはヒトラーは自殺、5月にはドイツは降伏していたので、これは誤りでしょう。史実に則せば、1943年の夏から44年の春くらいまでのお話なのだろうと思います。

 

毎年夏になるとナチスものの映画が日本でも公開されますが、「関心領域」のようなアンチナチス主張は初めてでした。ガザ侵攻に歯止めがかからず、イスラエルやユダヤ人に対する世界の同情や共感がどんどん失われていく状況なので、ユダヤロビーの危機感も凄いのでしょうか。

 

過去の惨劇を風化させないことに加えて、イスラエルへの同情を今一度想起してもらうためにも、これから多様なホロコースト映画が出てくるのかもしれませんね。

 

たまたま金曜日の公開初日に観た「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」の上映前の予告編では、7月公開予定の「お隣さんはヒトラー❓」という、ヒトラーの南米逃亡説をモチーフにしたフィクションのナチス映画が紹介されていました。

 

 

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さて、ワタクシ、株式投資では、毎週末の日経平均株価と保有資産残高(「MRF+現物株式残高±信用建玉評価損益」)について、いつも翌日土曜日に夫々前週末と前年末対比の増減率をチェックしています。

 

6月7日 日経平均株価:前週末比+0.5%・前年末比+15.6%

               グロース250:前週末比+0.5%・前年末比▲12.0%…旧マザーズ指数です。

            保有資産残高:前週末比▲3.6%・前年末比+15.0%


今週末の日経平均株価は、前週末比+196円高で38,683円と上昇しました。米国株はナスダックが史上最高値を更新するなど好調だったのですが、日本株は値嵩半導体株などを除いては不調の株が多く、TOPIXも時価総額最大のトヨタが認証問題などで低迷しているため上値は重いままでした。

 

個人的には、トヨタ株や商社株の不調に加えて、買い増したレーザーテックの暴落で、今年の貯金を1/3くらい吐き出した週でした💦 今週の東証の最大のトピックスは、空売りファンドのスコーピオン・キャピタルが出した「レーザーテックの不正会計の疑い→空売り表明」レポートによる、レーザーテック株の急落です。

ワタクシはこのレポートを読んでいないのですが、報道によれば、「BSに占めるたな資産残高が非常に大きく、またその中には完成した製品が含まれていないので、不正会計の疑いがある」という趣旨とのことでした。

 

これに対して会社側は「当社の製品は、顧客先で組み立てて試運転を行い、個別仕様によるカスタマイズを施した段階で、顧客により完成品として検収されて、同時に売上計上」している「検収基準」で売上計上している、と反論しているので、これを読む限りは全く問題ないと思います。


ただ、装置製造によるリードタイムが1年から2年という長期に亘るので、仕掛品在庫の品質低下や陳腐化、販売価格の下落による価値減少という、巨額の受注生産産業という宿命にある半導体装置メーカーの大きなリスクについて改めて認識させられましたよ。

 

あと感じたのは、出来ればレーザーテックの独立監査人であるPwC Japan有限責任監查法人も加えて、もっと迫力のある反論資料にして欲しかったという感じはしました。まあ今回は時間最優先でポイントと結論だけをまず出したということかもしれませんが。

 

いずれにしても、明日以降のレーザーテックの株価の動きには注目です。